今回は、こだわりの家づくりができるまでの注文住宅の流れを学んでいきたいと思います。全体像をマインドマップにしてみました。参考にしてみてください。
フルオーダー住宅とセミオーダー住宅の違いとは?
注文住宅には2種類あり、”フルオーダー住宅”と”セミオーダー住宅”があります。どちらも自由度は高く、自分に合った理想の住まいが叶う選択をしていく必要があります。
フルオーダーとは
図面からほぼ全て選択でき、具体的なプランやイメージがあり、こだわりの住宅に住みたい方にお勧めな建て方です。しかし、こだわって建てられる一方で、打ち合わせに時間がかかったり予算的な余裕も必要となります。
セミオーダーとは
基盤となる間取りを選択し、そこから変更しながら自分に合うように変更していく建て方です。
予算を重視し、時間をあまりかけずに建てたい方にお勧めな建て方です。しかし、変更点が多いとフルオーダー同様打ち合わせが多くなり、また予算も嵩むので注意が必要です。
注文住宅の流れ
1.プランづくり
- 家づくりの基礎
- 住宅の性能
- デザイン
- 建築エリア・資金計画
まずは情報収集が大事です!
建てた人に話を聞いたり、オープンハウスやモデルハウスに見に行って資料を集めたりしてイメージを作っていきます。
2.土地探し
- 安全性
- 最寄駅
- コンビニ・スーパー・銀行
- 病院などの公共施設
- 地盤の固さ
- 避難場所
- 湿気
利便性だけではなく、安全性が重要です。
特に最近では地盤はしっかり確認しておいた方が良いです。地盤工事だけでかなりの金額になり予算に響く事が大いにあります。
3.施工会社探し
- ハウスメーカー
- 工務店
- 設計事務所など
設計・施工を同時にやってくれるところもあり、その場合は要望が通りやすいです。ここが一番慎重に選んだ方が良いところです。
こだわりたいところの要望がどこまで通るか、ラフプランの練り直しは何回無料かなど会社によってかなり異なります。
会社や担当者の対応が信頼に値するかを見極める事が重要です。不安を聞いて解消してくれる対応策や選択機会を与えてくれるかどうかを確認して下さい。安心して家づくりを任せられるかに尽きます。
4.敷地調査・地盤調査
5.土地購入
6.設計(間取り・設備)
7.建築請負契約の諦結
8.建築確認申請
- 住宅ローン契約
9.施工(着工・上棟・竣工)
10.引き渡し
フルオーダーで8ヵ月〜12ヶ月、セミオーダーで4ヵ月〜6ヵ月程度かかります。
家づくりで重視した点
デザイン性、耐震性など家づくりで重視したいことは様々です。どんなものがあるのでしょう。大きく分けると以下があります。
- 耐震性・耐火性・耐久性
- メンテナンス
- 断熱・気密性
- シックハウス対策
- 居住性
- 環境・立地
- 設計・間取りの自由度
- デザイン性
- 価格
- 会社の安心性
- 施工技術
- アフターサービス など
その中でも確認した方が良い点を4つ取り上げてみます。
①耐震性について
耐震性が昨今の自然災害の多さから軽視出来ない部分でしょう。耐震、免震、制震と3種類あり、それぞれ違い、どれになっているか確認した方が良いです。
②断熱・気密性
日本の気候は夏は暑く、冬は寒いです。つまり暑さにも寒さにも対応出来る家づくりが必要です。室温を快適に保つための工夫を確認した方がよいです。ただ窓の結露を同時に確認して下さい。湿気はダニやカビの発生に繋がります。
気密性や断熱性が高いと床暖房は意外と光熱費を抑えてられます。初期費用は嵩みますが長い目で見て検討するのも良いかもしれません。
また、室内間の温度差は重大な病気にも繋がります。確認しておくと良いです。特に浴槽、脱衣所に暖房をつける事をお勧めします。
③シックハウス対策と防音、遮音
乳幼児がいる方ややペットを飼っている方は必ず確認をしておくと良いです。泣き声は近所迷惑にもなりますし、防音になってるとプライバシーは保たれ気が楽になります。交通量が多いと街音が気になって睡眠を妨げます。
シックハウス対策は色々ありますがわかりやすいのは床材などの防腐剤です。弱い乳幼児やペットはこれが原因で体調を崩すこともあります。実際シックハウス対策をした新築は、新築特有の匂いがせず快適でした。
④設計・間取り・デザイン性
ここが一番気になるところではないでしょうか。4点について今回は取り上げてみます。
二階建てを検討する上ではまず一番に確認する点
まず確認すべき点は、玄関と階段です。階段には直線、折れ階段、折り返し階段と3種類あり、これは後から修正するには全てゼロベースに戻ると言っても良い修正になります。
動線の確認
動線の確認は2箇所です。
- 家事・水回り
- 玄関からリビング・トイレ
毎日やる家事の動線はかなり重要です。キッチン、洗面台、洗濯ルームは回遊出来るようになっているとスムーズに進んでストレスが少ないです。
意外と忘れがちなのが玄関からのリビングの見え方とリビングからのトイレ、玄関とトイレの動線です。
玄関からリビングがすぐだったり、玄関からすぐのトイレは、来客と鉢合わせなんてこともあります。気まずい思いをしなくて良いように特にトイレの位置には気をつけて下さい。
因みにトイレとバスは別、脱衣室と洗面も別がよいです。入浴してる人がいるとトイレに行けないなど家族が増えるととても大変な思いをします。
収納はどうか
収納スペースは多くの方が重要視しています。意外と広く取りましたと言われても小さいこともあり、また奥行きが無駄になったりします。どのように収納するかもイメージしてプラン立てると良いです。
コンセントの数と位置
家電など置きたい場所に置けるかはコンセントの数と位置です。コンセントにも色んな種類があり、またコンセントの線もどうするかイメージしておかないと大変不便な思いをします。
外壁の確認
意外と盲点が外からの家の中の見え方です。外壁が低いとカーテンを開けると通行人と目が合うなんて事も起きます。プライバシーや落ち着く空間にするためには外壁も確認した方が良いです。
まだ確認しておいた方がよい点はありますが、次回、実家の家づくりを紹介しながらお伝えしていきます。
家づくりは楽しくもあり、大きな夢でもあります。理想の家づくりの参考にしてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。