今回は、似てるけど違う珈琲の違いをみていこうと思います。ミルク入りのコーヒーを今回は見てみましょう。違いを知ることでまた違った楽しみができると思います。
カフェオレ・カプチーノ・カフェラテの主な違い
大きくわけると3つの違いがあります。
- 発祥地の違い
- ベースとなる珈琲の違い
- ミルクの違いと量
発祥地の違い
発祥地の違いですが、珈琲の発祥・起源は色々あり、ほとんど伝説で正確ではないですが2つが有名です。
エチオピアの羊飼いのカルディとイエメンの僧侶シェーン・オマールの話です。
ヨーロッパから各国へ15世紀に広がり現代のような世界中で嗜まれる飲み物となりました。
その中で、フランスでカフェオレが、イタリアでカプチーノとカフェラテが考案され世界中に広がりました。
なぜ、発祥地が異なるかは実はベースとなる珈琲が違うのです。
ベースとなる珈琲の違い
カフェオレはフランス発祥のドリップコーヒーがベースとなります。
ドリップコーヒーとは
挽いたコーヒー豆に上から、熱湯を注いで抽出して淹れたコーヒーをいいます。
現在はサイフォン式、ドリップ式があります。
カプチーノとカフェラテはイタリア発祥のエスプレッソがベースとなります。
エスプレッソとは
深煎りで極細挽きの豆を使い、専用のエスプレッソマシーンで水蒸気圧をかけ、20〜30秒程の短時間で抽出されたコーヒーをいいます。
旨味が凝縮され、酸味が少なく苦みが多いのが特徴です。
ミルクの量の違い
最後にミルクの種類と量がそれぞれ違います。
カフェオレは
コンロ等で牛乳を温めたミルクを使います。コーヒーとミルクは1:1の同量です。
苦味よりミルクの甘みを感じやすくさっぱりした味わいに仕上がります。
カプチーノとカフェラテは
蒸気の力を使ってミルクを泡立てながら温めた泡立った部分であるフォームドミルクを使うのがカプチーノです。そして、泡立たなかった部分であるスチームドミルクを使うのがカフェラテです。
カプチーノはフォームドミルクがカップ縁1㎝以上なため、カップに占めるミルクの液体量が少なくなります。それが熱が逃げにくい保温性を持ちっています。ベースがエスプレッソなのでコーヒーの味わいもしっかり味わえ、それがカフェラテより強いのが特徴になります。
カフェラテはスチームミルクが、エスプレッソ30ccに対して残り全てミルクになります。つまり20%がコーヒーで、80%がミルクです。こちらもベースがエスプレッソなのでコーヒー豆の味わいを感じながらも、ミルキーな味わいを楽しめます。
まとめ
カフェオレとは
- フランス発祥
- ベースがドリップコーヒー
- コンロなどで牛乳を温めたミルクをコーヒーとミルク1:1の同量で使う
カプチーノとは
- イタリア発祥
- ベースはエスプレッソ
- フォームドミルクをカップ縁1㎝以上使う
カフェラテとは
- イタリア発祥
- ベースはエスプレッソ
- スチームミルクをコーヒーとミルク2:8の割合で使う
どうだったでしょうか。
同じミルク入りのコーヒーを色々見てきましたが、その日の体調や気分、飲む時間などに合わせてどれを飲むのか選べるのも楽しいですよね。
次回、中々お店でメニューとして見かけない少し変わったカフェオレを紹介したいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。