断捨離とは誰が考案したのか?
実は断捨離という言葉は1976年に沖正弘がヨガの思想として提唱し、さらに2009年やましたひでこさんが火付け役となり一大ブームとなりました。今の断舎離の考案者はやましたさんと言われています。
元々は仏教の教えと密接な関わりがあり、断業、捨業、離行の3行から現代版にアレンジして考案したのが断捨離です。
自分自身を見つめ直すことで執着心を捨て幸せになる効果をもたらす!
断捨離は本来、片付け術ではありません。さらにミニマリストのように不要なモノをひたすら捨て最低限だけで暮らす行為と考えられがちですが違います。
断捨離は断行、捨行、離行の3行をしっかり理解する事が重要で、自分自身の精神面と向き合う行為なのです。つまり自分が本当にやりたい事は何か、どう生きたいのかが断捨離をすると明確になります。
最終的に自分が何のために生きているのかが明確になり、やりたいことが見つかり楽しく生きられるのです。
難しそうにみえますが、断捨離をしていくと本当にスッキリして人生が楽しくなっていきます。ぜひ実践して欲しいです。
断捨離を読み解く
それでは3行をそれぞれ読み解いていきましょう。そして実践していく参考にしてみて下さい。
断ち切る行の断行
入ってくるものを断ち切ります。欲望を断ち切り、習慣を断ち切ります。蛇口を閉めないと捨てたそばから水が入ってきていつまで経っても終わりがありません。
先ずは全ての入ってくるものを断ち切って下さい。難しければ次の捨行をしていきながらでも構いません。
入ってくる道を断つとは新聞、テレビもそうですが、自分のやりたいこと以外に絡む人の縁も薄くする事も含まれます。
捨てる行の捨行
ここでは本来はことごとく捨てます。全てのモノを捨て去り、施しで貰ったモノだけで生活するが本来ですが、まずは家に溜まりにたまったいらないモノを処分しましょう。特定の人やモノに捉われず平等であるために、執着も捨て去り自由になりましょう。
ここで重要なのは自分が何を本当にやりたいのか、何をすべきなのかが明確にならないと捨てられないのです。
まずここで自分の価値の序列を考えてみましょう。
- 仕事
- お金
- パートナー、家族
- 友達、仲間
- 知識、教養
- 宗教、哲学
- 健康、美容
優先順位をつけてみて下さい。上位3つ以外は捨ててスッキリしましょう。そうすればそれ以外に気を取られずに時間も生まれて、やりたいことをして楽しく生きられます。
そして、折角一番やるべきことを明確にして、やりたいこと以外捨てたのですから、それ以外は入ってこないように断ちましょう。
離れる行の離行
まず、自分の気持ちを削ぐもの、自分が集中すべき以外のものは、自分の目の届く範囲から断って寄ってこなくしましょう。
本来、離行は執着心から離れ『少欲知足』の境地に至ることです。色々なものを欲しがらず現状の状態で満足しましょう。断捨離にはこの執着、欲求を自分自身で抑制しどう向き合うかも含まれます。不満や劣等感からも自分を解き放ち広い視野で物事を見る力を養うのですね。
断捨離をすることで心も体もスッキリ軽くなります。最後に残ったあるがままの自分を大切に生きたいものです。
上手くいかない事が多い時ほど断捨離をしてみてはどうでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございます。